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ゴードン・スミスのニッポン仰天日記
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 215114 位
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「日本人は実際、きわめて狭い心の持ち主で、他人のものまねと学んだことを記憶する能力にかけては驚異的な才能を持っているが、自発的に何かを考えたり発明することはまるでできないのだ」。ちっとも目新しい日本批判ではないが、これが1世紀も前にイギリス人の日記に記された一文となれば話は違う。その洞察力の持ち主がリチャード・ゴードン・スミスである。著者はトマス・クックが売り出した世界一周パック旅行を利用して来日。祖父の築いた財を相続し、欧州を股にかけて狩猟三昧の生活を送っていたが、妻との不仲から極東まで逃げ出したのが40歳。日記は1898(明治32) 年12月にナガサキに降り立った日から、途中帰国時期の抜けはあるものの勲四等旭日勲章が授与された1907(明治40)年3月まで続く。エドワード・モースやラフカディオ・ハーンなどのいわゆる「お雇い外国人」とは異なり自弁での遊学だが、大英博物館の収蔵品採集も兼ねておりゴードン・スミスは魚類、鳥類、骨董品の蒐集(しゅうしゅう)を精力的に行った。元来の好事家らしく、行く先々で写真を撮り、絵師まで雇って詳細な絵図を描かせ、それら300 余点が本文に散りばめられ本書に文字通り彩りを添えている。初来日でジャパニスムにはしゃいだ旅行者も滞在が長引くに連れ、使用人や役人、果ては社交場で会う同国人への不満や苛立ちも率直につづられる。その日記の向こうには気難しい英国人を迎えて戸惑い気味の明治の日本人も垣間見える。(松浦恭子)
日本人が日本人であるゆえんが少し見えてくる本
日本が近代化していく過程の日本人の生活、時代をかいま見る事ができ、また江戸時代以前からの日本文化が現代に行き着くまでに、物質的に精神的に何が失われていったのかが少しわかるかと思います。私も含め現代の日本人は、当時の日本人より、この日記を"書いた少しやっかいな性格の持ち主ゴードンスミス"に近い感覚を持っている事にも複雑な感じを覚えます。 それでも現代までにも受け継がれる日本人が日本人である"すばらしさ"なども感じられとても面白い本です。
日本をまとめた百科事典のよう
知ってるようで知らない、ひと昔前の日本のこと。この本を読んではじめて知ることが多かった。今より物も生活も豊かではないはずなのに、そこに描かれた日本人の姿は生き生きとしていて趣もある。日本に対する見たままそのままの素直な印象も興味深く、著者の描く緻密な動植物や生活模様のイラストもまたたいへん素晴らしい。日記の面白さもさることながら、ひとつの日本の時代をまとめた百科事典のようでした。
小学館
ゴードン・スミスの日本怪談集 (怪BOOKS) ゴードン・スミスの見た明治の日本―日露戦争と大和魂 (角川選書) 江戸という幻景 ゴードン・スミスの日本の奇談と怪談 (英和対訳シリーズ) 中世の東海道をゆく―京から鎌倉へ、旅路の風景 (中公新書)
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